「趣味は育児です。」

先月、無事に子どもが産まれました。

年休をとって立会い出産を経験しましたが、

お産の大変さ、いや”壮絶さ”を目の当たりにして、

産んでくれた嫁には、お疲れさまとありがとうの気持ちでいっぱいです。

 

いまは産後の療養期間ということで、嫁が実家で生活しているため、

私の育児は本格的に始まってはいないのですが、

日々の育児生活で思ったこと、感じたことを記録しておこうと思い立ち、

ブログを開設しました。

 

さて。

最初のテーマを何にしようか考えましたが、

ブログのタイトルを『趣味は育児です。』とした理由について書こうと思います。

 

 

(1)「趣味は育児です。」という言葉が浸透したら面白い。

 

いまの世の中で、育児を『趣味』と捉えているひとはどのくらいいるでしょうか。

googleで「趣味 育児」と検索すると、上から順に、以下のような結果になります。

10番目にやっと、

というタイトルが出てきます。

つまり、趣味=育児と考えているひとは少数派で、

趣味=『育児の合間にする、育児とは別のもの』と考える人が多数を占めているように見えます。

 

この現状から、

「私の趣味は育児です。」と言うひとを増やすことができるのか。

『育児は、趣味のカテゴリのうちの1つ』という世の中の認識を生み出すことができるのか。

それを試してみて、うまくいったら面白いな、と思います。

 

 

(2)「趣味は育児です。」という考え方で、生き生きとした世の中になる。

 

もし職場で、「趣味は育児です。」とひとに話したとき、どういうことが起こるでしょうか。

  • 子どもを持つ同僚や、上司・先輩・後輩との格好の話題ができる。
  • 話題がわからない職場の若い女性とも、育児ネタならお話できる。
  • 育児の苦労話や失敗談を周りのひとに話すことで、盛り上がったりストレス解消になったりする。
  • それがエスカレートすると、育児の”苦労自慢”が始まり、父親グループ内で競い合って育児に参加するようになる。
  • 行きたくない飲み会は、「あ、子どもの世話があるので、すみませんが今日は・・・」と断りやすくなる。
  • 特にこれといった趣味がなく、「休みの日は何してんの?」と聞かれると返答に困るひと(←私)も、堂々としていられる。

 

もし育児が、「男性の趣味のカテゴリの1つ」と世間一般に認識されたら、なにが起こりうるでしょうか。

  • 男性が他の趣味にかけるお金が、育児グッズや育児サービスに向かうようになり、育児産業が活性化する。
  • 男性向けにデザインされた育児グッズがより多く出てきて、ファッションの1つになる。
  • 『父の日』に、育児グッズがプレゼントされるようになる。
  • 子どもとの触れ合いをきっかけとして、料理、カメラ、旅行、スポーツなど、他の趣味に目覚め、人生が充実する。
  • ファザーリング・ジャパンのような、父親サークルみたいなグループが増え、さらに父親育児が活性化する。

 

 

(3)「育児は趣味です。」と言えるほどに、育児をラクで楽しいものにしたい。

 

私のような新米パパが、「趣味は育児です。」なんて言うと、

「なに舐めたこと言っとんじゃこのボケが」

「育児の辛さを知らないから・・・」

というふうに思われる方が多いかなと思いますが、たぶんその通りだと思います。

私も本格的に育児に携われば、「育児って辛いわ・・・話が違う・・・」と、あの頃の自分を殴りたくなるのだと思います。

ですが一方で、「絶対に、いずれ楽しくラクになってくる」と信じており、そのスタンスを貫くつもりです。

 

私と嫁は共働きを続けていくつもりなので、

育児がこれからもずっと『辛いもの』であり続けると困るのです。

だから、常に創意工夫して、根性論で疲弊するのではなく科学的に考えて、

育児の負担を減らしていく必要があります。

 

また、そもそも『趣味』とは、大変さを内包しているものと考えられます。

釣りでもゴルフでもマラソンでも、囲碁でも将棋でも絵画でも、

上手になるまでは辛い練習を積み重ねるものです。

それは、その先にあるたった一瞬の達成感を得るために。

育児も同じだと思います。

夜泣きや食べ物、体調管理などに工夫を凝らし、育児の技術を磨いて、

その先にある子どもの笑顔と健康を得るため、頑張れるものではないでしょうか。

 

 

と、ここまで書くのに2時間くらいかかってしまい、

早くも書き続けるのが不安になってきましたが、

子供をあやす合間にでも、少しずつ書きためていきたいと思います。